はじめに
オリエンテーションでは下記の内容を案内していきます。
- コース概要
- 学習の流れ
- 学習の進め方
- 受講の心構え
- コミュニティ
コース概要
今日からあなたもWebアプリケーション開発者の仲間入りとなります。具体的な学習に入る前に、このコースの全体的な説明と目標について説明します。
本コースはJavaプログラミングの基礎レベルまでを一通りカバーし、初心者でもある程度のオブジェクト指向に沿ったプログラミングスキルが身につくよう、設計されています。
まず、コース前半のカリキュラムは、プログラミングの基礎を習得することに重点が置かれています。ご存知の方も多い方と思いますが、Javaはオブジェクト指向言語です。オブジェクト指向の考え方を理解するためには、オブジェクト指向が誕生する以前の考え方である構造化プログラミング言語を理解する必要があります。前半の講義の大きな目標は、構造化プログラミング言語の制御構文を理解することです。構造化プログラミング言語はプログラミング言語の基礎となる手法です。具体的には順次、条件分岐、反復といったプログラミングの基本となる書き方についてマスターして頂きます。
コース後半のカリキュラムは、オブジェクト指向言語の考え方を学びます。特にオブジェクト指向言語の考え方の重要なキーワードである継承、カプセル化、ポリモーフィズムについて重点的に学習していきます。このコースを全て受講すると、Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE 7 / 8 認定資格 認定資格相当のスキルを身に付けることができます。
Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE 7 / 8 認定資格は、言語未経験者向けの入門資格で Java 言語を使用したオブジェクト指向プログラミングの基本的な知識を有すること を評価することを目的とした試験です。
プログラミングは、スポーツと共通している部分があります。野球やテニスなどのスポーツでは、練習量がスキル上達に直結するように、プログラミングでも練習することで、より早くスキルを上達させることができます。慣れるまでは、苦労することもあるかと思いますが、ここに書かれている内容を一度やって満足するのではなく、別々に解説されている機能や内容を組み合わせたり、自分流にアレンジしたりと、積極的に手を動かすことをおすすめします。そうすることで、自分のアイデアをアプリ上で具現化する上で最も重要となる応用力を養うことができるでしょう。
また、わからないことや解決できない問題に遭遇した場合は、テキストの内容をおさらいすることも有効ですが、積極的にWebで検索することも一層有効です。Web上は世界中のアプリ開発者が集う空間でもあり、効果的なプログラミングテクニックから、それぞれが遭遇した問題やその解決方法まで、様々な情報がやり取りされています。これらをぜひ有効活用してみてください。
カリキュラムについて
本コースは以下のカリキュラムを順番通りに学習して頂きます。すべての項目を学習すると、Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE 7/8 認定資格相当のスキルを身に付けることができます。
- 第0章 オリエンテーション
- 第1章 Javaプログラミング入門
- 第2章 データ型
- 第3章 演算子と演算
- 第4章 制御文
- 第5章 メソッド
- 第6章 オブジェクト指向
- 第7章 カプセル化
- 第8章 継承
- 第9章 ポリモーフィズム
- 第10章 抽象クラスとインターフェース
- 第11章 例外処理(OCJP-Bronze範囲外)
- 第12章 入出力処理(OCJP-Bronze範囲外)
- 第13章 文字列処理(OCJP-Bronze範囲外)
- 第14章 コレクション(OCJP-Bronze範囲外)
学習の進め方
1. 説明を読み、例題を作成し、出力結果を確認する。
本コースのテキストでは各セクションの説明を読むと同時に例題を必ず入力して実行し、動作を確認してください。ただ説明を読むよりも、実際に例題を動かす体験をすることで理解できるように設計されています。
2. 「章のまとめ」を読んで、全体を復習する。
各章の最後に全体の知識のまとめとして記載してあります。一通り理解してから次の章へ進んでください。
学習の心構え
学習を始める前の心構えです。ご参考ください。
1.とにかくググろう
- 最初はわからない事だらけ、これから理解すればいいのです!
- Google検索を制するものは開発を制する、とっても大事なスキル
- 分からないと思ったら、興味をもち、ググる
- プログラムは全てを理解する必要はない。すぐ検索して見つけられるようにする
- 引き出しをたくさん作る
2.目的意識をもって手を動かそう
- コードを写経(コピペ)だけでは学習効果は低い
- 目的・ゴールを常に意識しながら開発すること
- 自分が今何をプログラミングしているかは常に意識!
- 全体を把握するために紙やノートで積極的に図を書く
- 自分の思考を把握(客観視)していないといいプログラムは書けない
- 常に問題意識を持って行動することで、「新しい技術への好奇心/適応力」や「問題発見力」、「独創力、創造力」を養うことができます
3.繰り返しやろう
- 理屈がわからない場合はとりあえず手順を理解するだけで全然大丈夫
- 特にマニアックな仕様のプログラムは手順のみ理解で見切りをつける
- 習うより慣れろも大事(手が勝手に動くのが理想)
4.エラーがでたらワクワクしよう
- エラーがでてもパニックにならない!冷静に!
- 頭が煮詰まったらトイレに行ったり、休憩して冷静になる工夫を
- 落ち着いてエラー内容をしっかり把握する
- エラー内容をググったり、講師に質問する
- その時大事なので5W1Hをしっかり整理して質問する
- 結局大事なのは問題解決能力です
- エラーはPCからの大事なメッセージです。しっかり受け止めてあげてください。
- エラーの出ない不具合は本当に大変!
5.学習したらすくアウトプットしよう
- わかった点、わからない点を文章化
- コードやREADME.mdなどに積極的にコメントしてメモ
- プログラムは言語です。文章能力が養えば同時にプログラムスキルも向上します
- 自分の理解定着、頭の整理にともて効果的です
6.理解したら仲間に教えよう
- 人に教えることによってさらに理解が深まる
- 人に伝える能力は仕事全般においても非常に大事
- 情けは人のためならず
- 与えたら必ず返ってきます!
- 仕事は感情の貸し借りです
- どれだけ人に恩を売るかで仕事の成果が決まる!
- 仲間に教え合うことで、「人脈形成力」を養うことができます
7.みんなで助け合おう
- 一緒に勉強する方は大事な仲間です
- 困っていたら出来る限り、みんなで助けてあげよう
- チームに貢献できる能力は実際の現場でもすごく大事
- 話す事によりどんどん頭が整理される
8 難しいから価値がある
- 必ずといっていいほど、「プログラムは難しい!」を感じると思います
- でも、「難しいから価値がある」という事を忘れないでください
- 難しい事を克服できれば「あなたの価値」になります
- 難しい問題を解決して、「問題解決能力」を養う事がエンジニアにとって大事です
コミュニティ
- Slackを活用しています。学習していて分からないことや困っていることなどを投稿し解決することができます。
参加は任意です。ご希望の方は以下からコミニティー申請をおこなってください。